旧山村家住宅は、江戸時代に建てられた大型の町家です。浜崎伝建地区の中心にあり、かつては山村船具店として親しまれていた商家、旧山村家住宅が、明治前期の姿に蘇りました。旧山中家住宅とともに浜崎町並交流館として一般公開しています。
浜崎新町の上ノ町には、幕末の商人梅屋七兵衛が晩年を過ごした旧宅があります。伝統的建造物に特定された市所有の公開施設で、外観は往時のままに、内部を現代生活に適応させた古民家再生モデル住宅となっています。
浜崎の中心部に大きな境内を構える住吉神社は、摂津大阪の住吉大社から明暦元年(1655)に浜崎の対岸にある鶴江に勧請され、万治2年(1659)に浜崎のこの地に移り社殿を建立したとされています。 住吉神社は海の守り神であり、多くの町人が海との関わりのなかで生活していた浜崎にとっては、まさに町の守り神であります。