泉流山の工房では今もなお蹴り轆轤(ろくろ)が受け継がれています。
蹴り轆轤は作り手が自らの足で回転させ、萩焼を作っていく昔ながらの手法で現在ではあまり見られなくなりました。
蹴り轆轤とは反対に、最近よく見られるのが電動ろくろです。
電動ろくろは決めた一定の速度で回転し、体も固定されるため安定しています。 そのため形のきれいな作品を作ることができます。
泉流山がなぜ蹴り轆轤を使い、萩焼を今もなお作り続けているのか・・・。
それは、泉流山が『人の手でつくる』ということを大切にしているからです。
焼物の本来の奥深さは機械では作りあげることができません。
一つ一つその時の気候・火の強さを調整しながら作り上げていきます。そこに自然と人間の手によって作られた温かみが生まれます。
工房の風景は見学可能なので現在も受け継がれる蹴り轆轤をぜひご覧ください。
|