東光寺に来ると、最初に目に入るのが総門です。総門は赤くて大きく、東光寺を象徴しており、国指定の重要文化財になっています。 門の高さは8.7mで、正面には1693年の
慧極筆「護国山」の額が掲げてあり、693年に完工したと考えられています。 棟の両端には、しゃちほこの代わりに魔伽羅というインド神話に登場する怪魚が乗っています。このように、魔伽羅などの水辺にすむ生物を飾ることにより、「火事などが起こらないように」という願いが込められています。 また総門の横には、「不許葷酒入山門」と書いてある石柱があり、「葷を食べた者や、お酒を飲んだ者は山門より先へ入ってはいけない」という意味が込められています。(葷とは、にんにくやサンマなどくさい食べ物のことです。)このことから、三門より先が寺の聖域だと言われています。 |