かつての町人にとって商売などを行う「ミセ」は最も大事な場所です。昼はしとみ戸や大戸など、表の建具を開け放ち、物資や情報が飛び交う表通りと一体的な空間になるように工夫されています。
1月中旬〜4月の間はたくさんの雛人形が飾られています。 ほかの間はこけしや絵、パッチワーク、人形などが飾られています。
店の賑わいから離れた母屋の奥にあります。座敷は家の主の居間であり、客をもてなす一番格の高い部屋でした。
台所やトイレなどは、庭に面した奥の付属屋に設けられています。井戸から水をくみ、立ち上るかまどの煙を外に逃がさなければいけないため、通り土間の一番奥にあります。
中庭は雨が降りこむため縁側が濡れ、木が朽ちてしまいます。 現在濡縁には、けやきが使われています。 縁側の奥にトイレがあり、 雨の日は縁側が濡れるため、とても不便です。 ※中庭に降りこんだ雨で縁側が濡れることを濡縁といいます。
土間は、表玄関から裏玄関まで続いており通路は暗いです。 途中、中庭があるため明かりは中庭で取り入れます。 昔は、土間の広さで税金が決められていました。