明倫館の見所
水練池
周囲を玄武岩の切石で築いた東西39.5m、南北15.5m、深さ1.5mの日本最古のプールで、 藩政時代、ここで遊泳術並びに水中騎馬が行われていました。藩校の水練池でわが国に現存する唯一のもの(江戸時代のものはここにしかありません)なので、とても貴重だと思います。
有備館
明倫館の剣術場と槍術場を移して拡張したもので、内部の北半分は板間39畳を剣術場、南半分は土間54畳を槍術場とし、各その西側を藩主の上覧場とし、中間に藩主臨場などの場合に使う控室があります。現存する明倫館の建物では最も古い建物で、文久2年(1862年)には坂本龍馬が来ており、貴重な建物だと思います。
明倫館碑
明倫館碑は2基あります
。左側は明倫館創建21年目の元文6年(1741年)に建てられ、明倫館が享保3年(1718年)に萩城の敷地内に建てられたときのことが書いてあります。右側は嘉永2年(1849年)に建てられ、現在の位置に建てかえられたときのことが書いてあります。明倫館碑は亀の上に石碑が乗っているのも特徴だと思います。左側の亀は横長、右側の亀は縦長になっています。