「萩切り子ガラス」のルーツは、江戸や大坂から職人集団を招聘しており、「江戸切り子」の系統です。当時、6、8、12、16面カットがほとんどの中で、萩においては割り付けの難しい10面カットが大量に出現します。萩切り子ガラスには、24種の文様があります。このデザインは遠く北欧のスウェーデンで1860年に意匠登録されており、当時ヨーロッパで最も流行したものです。
「内貫入ガラス」とは、極寒の地で空気が輝く自然の不思議な現象・ダイヤモンドダストを思わせる類のない苦心のオリジナル作品です。一般のひびガラスと比較して、膨張率の大きいガラスを耐熱ガラスで挟み込んだ独特の三層構造になっていますので熱湯を入れても割れません。 日本国内では唯一、萩ガラス工房のみが生産しています。