そうせいとは・・・
毛利敬親の口癖である「そうせい」は「そのように取り計らえ」という殿さま言葉でした。
家臣が決議を求めようと、毛利敬親に意見や進言をすると必ず彼は、「そうせい」と言ったそうです。毛利敬親の「そうせい」によって彼のもとには身分や年齢にとらわれず、優秀な人材が集まったそうです。毛利敬親は自分自身で藩を引っ張っていく独裁者的なリーダーではありませんでしたが、誰にでも言っていたわけではありません。信頼できる家臣を見つけ、その家臣にすべてを任せ、思う存分に力を発揮させて政治を行わせ、自分自身は家臣たちの政治の最終的な責任を負っていました。
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