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@書院
書院は客間として使われていました。建物自体はたびたび建てかえられ、今は、展示品が飾られています。また、昔の客間のお風呂やお手洗い(右図)も見ることができます。縁側には当時から高価であったケヤキの板が使用されていて普段はその上から板をのせ、お殿様が見えるときにだけケヤキが見えるようにされていました。今は、住吉祭りの時だけ見られるようになっています。
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A書院の庭
築山式枯山水という庭園方式で、毛利輝元が萩城(指月城)を築城した際に出た石がたくさん使われており、当時のまま残されています。庭の中央辺りにある平たい石は「御籠置石」といい、お殿様が乗ってきた籠を置くための石です。きれいに手入れされているので、どの季節でも庭園の美しさを楽しむことができます。また、敷地内に入ってすぐのところにある御成門から見る庭園も風情があり美しいです。
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B南庭
年2回しか公開されない南庭は、500坪という広大なお庭で、滝や小川には水を流さない「枯山水」という庭園方式です。敷地には季節ごとに色を変えるもみじや、松などが植えられています。庭の中央辺りにあるもみじは、ひとつの木に3種類の接木がしてあるもので、紅葉の季節になると、それぞれ違った色に変わり、その色の違いや全体の美しさを楽しむことができます。
また、鶴の形をした「鶴島」と、亀の形をした「亀島」という二つの島があります。
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C主屋
主屋は、約400年前に建てられ、当時は住居として使われていました。お殿様がお通りになるお成り道に面しているため、お殿様を上から見下ろすのは失礼になるので、2階がなく平屋のつくりになっています。今は、香時計、御紋付、御伏籠、さらに114年前からある電話機などたくさんの展示品がおいてあります。中には、伊藤博文の初洋行の際のアメリカ土産である柱時計も飾ってあり、130年以上経っている今でも正確に動いています。 |
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D本蔵
本蔵は、1階2階があり、陶磁器、掛け軸、びょうぶ、昔の萩の地図などが展示されています。( ※蔵内撮影禁止 ) |
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E金蔵
金蔵は、文字通り、お金を保存する蔵として使われていました。中央あたりに石室があり、そこにお金を保存していました。今もその石室は現存しており、観光に来られた方がたびたびお金を投げ入れています。 ( ※蔵内撮影禁止 )
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F釜場
釜場は炊き出しの時の料理や味噌作りなどに使われていました。今は、当時使われていた、石臼や釜、桶などが現存しています。
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