青木周弼旧宅は明治以降、郷土歴史家・安藤紀一氏の所有となり、昭和53年度に安藤家より萩市が購入したものです。 文化財としての指定は、昭和42(1967)1月10日に指定された国指定史跡「萩城城下町」の一部であり、「青木周弼旧宅」という単独指定ではありません。 しかし建物自体としては改造が少なく、当時の姿をよく残した貴重なものです。
青木周弼旧宅には玄関が二つあります 。
この画像の門から入る玄関は患者用、 もう一つはお弟子さんと家族用になっています。
私たちは、患者用の玄関から入りました。
玄関から入ってまっすぐに客間(画像:右下)と生活の間(画像:左上)がありました。 生活の間は客間の天井より低くなっていました。
客間から見える庭がとてもきれいです。
客間の欄間には両面に桟(さん)が付いていました。
どちらから見てもきれいですね。
玄関から入ってすぐ右に部屋があります。 その部屋には小さな扉がありました。
扉の向こうはお弟子さんと家族用の玄関でした。 この扉からお弟子さんが薬を渡していたのではないかと言われています。