表門は、萩に残っているものとしては最も雄大な規模を有する長屋門で、桁行22.2m、梁間(はりま)4.9m、入母屋(いりもや)造り本瓦葺(ほんかわらぶき)である。片潜門(かたくぐりもん)の南側には門番所(もんばんしょ)・中間部屋(ちゅうげんべや)・厩(うまや)がある。門の表側は白壁、腰下は、なまこ壁となっている。この表門は、延宝3年(1675年)に江戸藩邸の門を拝領して萩に移築したと伝えられるが、現存の門は建築手法からみて18世紀後半のものと思われる。
●〜瓦葺…天井の造り方の種類のひとつ
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●入母屋造り…屋根の造り方の種類のひとつ。 |