萩ガラスの緑色は、原材料の石英玄武岩(安山岩)に含まれる鉄分の色です。 原石が取れる笠山は、今から約8800年前に噴火した火山。 太古のロマンを映し出すかのように独特の色彩を放ちます。
江戸切り子の流れをくむ萩ガラスのデザインの特徴は、江戸や薩摩の切り子にはない十面カット。 高杉晋作も萩生まれの十面カットのグラスを愛用したといわれます。
極寒の地で空気が輝く自然の不思議な現象ダイヤモンドダストを思わせる作品です。 一般のひびガラスとは違い、膨張率の大きいガラスを耐熱ガラスで挟み込んだ独特の三層構造ガラスで、日本国内では萩ガラス工房だけが製造しています。三層構造になっているので熱湯を入れても割れません。 貫入は約3年かけて徐々に進行するので、ガラスの文様変化を楽しむことが出来ます。