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成形〜形をつくる〜
※轆轤(ろくろ)水挽き
轆轤を使用し、成形することを水挽きといいます。
※蹴轆轤水挽き
蹴轆轤を足で踏み回転させます。轆轤に粘土を着け、手先をヘラやなめし皮を使用し水挽きをします。
※ひとつづくり
鉢やつぼを轆轤を使用し成形していきます。
※高台削り(こうだいけずり)
水挽きした作品を2〜3日陰干した後に、丸鉋(まるかんな)や角鉋を使って高台を削っていきます。 ※生掛け
鉄分を多く含んだ土(例:見島土など)を使った作品は、焼き上がりが黒くなります。それを防ぐため、生掛けをします。
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素焼き・乾燥
日陰で充分乾燥させたものを、素焼き窯に入れて700〜800℃で軽く焼き上げます。 |
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釉掛け(くすりがけ)
釉掛けには、土味がそのまま表現できる「透明釉(とうめいゆう)」や、火に強く白く焼き上がる「白釉(はくゆう)」など、長石に土灰や、わら灰などを調合した釉を主に使います。 | |
窯づめ
釉掛けした素焼きを窯づめにして焼くことを「本窯」といいます。萩焼は伝統的な登り窯を使っており、窯づめは登り窯の横口から行われます。窯づめしたあとは、レンガと泥で窯にふたをします。 |
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窯焚き
窯焚きでは、徐々に窯全体を暖めていきます。この作業は約24〜30時間行われます。窯全体が暖まると、窯の温度は最高1300℃位まで上昇します。 |
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窯出し
火を止め、2〜3日さましてから、作品を取り出します。
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〜採土〜
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山口萩焼の制作は、原料となる土を採ることから始まります。基本の原土は萩焼と同じく防府市大道や山口市鋳銭司(すぜんじ)・陶(すえ)で産出される「大道土」と萩市見島で産出される鉄分を多く含む赤土「見島土」です。
山口萩焼はこれに加えて、山口市仁保で産出される赤真砂や白真砂を、鉄分の少し含んだ黄土を使います。
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