円政寺は、建長6年(1254)の鎌倉時代に大内氏の祈願寺として今の山口市に創建されました。大内氏が亡くなった後、慶長9年(1604)年に毛利輝元が萩へ築城と同時に萩城下塩屋町に移転され、毛利氏の祈願寺となりました。
高杉晋作公 ・伊藤博文の勉学どころであり、円政寺は高杉晋作と伊藤博文と深いかかわりを持っています。高杉晋作が幼少期に家族に連れてこられこのお面をみて度胸をつけるようにとしつけられたとして有名です。 14歳の時に伊藤博文は約一年間半の雑用をした。その傍らに読書と手習いを教えられている。
この大きな朱色の天狗のお面は、金毘羅社の拝殿に飾られています。現在天狗の面には、髭も髪もなくなっていますが、当時はひもで作ったものをつけていました。また、目と歯は金色に塗られていて眼光鋭く輝いていました。。金毘羅社には十二支の彫刻が彫られていますので実際に言って探してみてください。
円政寺内には金毘羅社と石燈籠があります。金毘羅社内金比羅大金現大鏡という銅鏡が飾られています。太平洋戦争中に円政寺から盗まれてしまったのですがオークションで5000万円で取り戻したそうです。 石燈籠内には「浮かし彫り」という装飾がされています。これは地震で壊れないための作りだそうです。