萩ガラス工房
ここでの取材や体験は今年の萩ラブハイスクールの方針から考慮すると活動をする上でとても大切な機会なので、
そのことをしっかりと意識して取り掛かりました。
こちらでは最初に萩ガラスの歴史から始まりこちらの工房の技法、解説などをしていただき、その後体験をさせていただきました。
彫刻体験
自分で書いた型紙を鏡に貼り付けて彫刻したいところを切り取りました。そして専用の機械にゴム手袋をつけてその鏡に高圧の砂を吹きかけて作るのですが、機械から出る大きな音と鏡が写らなくなるほどの砂の勢いは痛いんじゃないかと不安になりましたが、そんなことは全くなくてあっさりと綺麗に型紙通りに跡がついてびっくりしました。
アクセサリー製作
作り始める前に完成品を見せて頂きました。滴のような形をしたアクセサリーは、物によっては上下で色が違っていたり、内部に白色の渦が巻いていたり突起がついていたりと多種多様でした。その中で私は上が黒色で下が赤色の2色混じったものに挑戦しました。作っていると赤色が途中から変色してきて思った色と違う色に変わり、淡い紫色のようになりました。結果として例えるとナスをイメージさせるような色の組み合わせと形ができて、思っていたものとは違いましたが、ガラスが違った色に見えたり、ガスバーナーによりガラスが溶ける様子など、面白い変化を見ることができました。
宙吹きガラス体験
宙吹きガラス体験では実際の窯を使用した本格的な体験をしました。工房内がとても暑く、そこにある窯の迫力は圧巻でした。最初に宙吹き棒にガラスの塊が付いている物を渡されました。そしてこのガラスを窯で熱するのですが、さすが工房全体を暑くする窯で、近くまでよるとすごい熱気でした。窯の中は非常にまぶしくて、太陽を見ているように直視するのが大変でした。そしてこの時に溶け始めたガラスが重力によって垂れさがるので、落ちないように回すのですが、これだけでもすごく難しくてガラス職人の技術の高さを感じました。柔らかくなったガラスに息を吹き込むのですが、これが思ったよりも肺活量が必要でなかなか空気を送り込むのが大変でした。でもガラスが膨らんでいく様子は見ていて不思議に感じされられました。